↑ローテ落ちしたのに値段は下がらず、格を保てたのでめでたしめでたし!?
ローテ落ちにはカルドハイムのカスレアは間に合いませんでした!
今回イニストラード真夜中の狩りの発売でついにエルドレイン、テーロス還魂記、イコリア、基本セット2021がローテーション落ちした。その中で値段はそこそこ保っていたが全然使われなかったカードを選んでいく。
ただいずれも値段がある程度あるだけあっていずれもスペックは高いのがポイント。
選んでいるものは別にカスレアではないので初めから安いのものは入れていない。
1.悪魔の職工
値段はなんと一時期2000円を超えていた、イコリアの元トップレア。書いてあることはとにかく強く、イコリアのサイクリングとの相性も抜群。しかもかの出産の殻の能力持ち。こんなに強かったのにちゃんとしたデッキではほとんど使われず。mtg wikiでも詳細は僅か8行という説明のなさ。
・あまり使われなかった理由
高い。当たり前だが高かった。後半値下がりしていたとは言っても700円位だった。だが値段は置いておこう。ここは高いのに使われなかったカードなのだから。
使うのであれば4枚採用カード。だが除去耐性や回避能力もないためデッキの核としてはかなり使いにくかった。デッキを洗練化していくと抜けていく、そんなカードであった。
出産の殻能力もソーサリー起動であり、悪さが出来ないようになっていた。結果こいつが切り札なのかコンボで行くのか、曖昧な感じになってしまっていた。
2.時の支配者、テフェリー
値段はこちらも2000円オーバー。あまりにもバージョンが多く、枚数があったのか徐々に値下がりやオリパの常連になっていった。
基本セット2021の顔であり、また悪さをすると思われたテフェリー。能力発表でインスタント起動が可能であること、まさかのフェイズアウト再録など話題に欠かなかった。
・あまり使われなかった理由
当然のようにスペックはある。基本セット2021のメカニズムであったセカンドドローにも対応しているなど優秀だった。
結局ルーターに4マナは重かったのだろう。せっかくのフェイズアウトも実質除去の劣化。話題のインスタント起動もただルーター能力を連打するだけ。初期忠誠値も低く、トークンも生成出来ない、結果デッキからは漏れていってしまった。
3.不気味な教示者
圧倒的に話題をさらった、基本セット2021の再録枠。スターター出身とかいう意味不明さでめちゃくちゃレアカードで枚数が少なく、再録されるなど誰も思わなかったカード。そこそこの強さがあったため値段は当時3万以上。今でも元のカードは数万している。
ちなみにこちらは初動から2000円オーバー。だったのだが、そこまで使うようなカードでもないためどんどん値段が下がっていった。ただ拡張foilだとイラストも変更になるなど特別扱いされていた。個人的には再録の怖さを感じた1枚。
・あまり使われなかった理由
正直強いんだけど使わない、そんなカード。3マナに3点ペイしてまで欲しいカードなんてスタンではあまりないのだろう。当時はそこまでする必要のあるコンボデッキがなかったことも大きい。
4.眷者の神童、キナン
当時の値段は1000円超え。今でもそこそこの値段をしている。能力的には下環境向きなため明らかな値崩れはしないのかもしれない。
・あまり使われなかった理由
能力がスタン向きで無さすぎる。そこが大きい。マナクリが強化に、マナアーティファクトも強化と明らかにスタンに対応している能力ではないだろう。
二つ目の能力もコストが重い。強力な能力ではあるのだが、スタンではコストの重さ、その結果出てくるカード、それらを調節するサポートなどが難しいためかなり厳しいだろう。
無限マナや踏み倒し、スタッツも悪くなかったがあまり使われなかった、そんな1枚。
5.死者を目覚めさせる者、リリアナ
値段は初期2000円程。使用出来る期間では700円程、現在でも500円とそこまで大きく下がってはいないようだ。
・あまり使われなかった理由
黒のコントロールがあまり活躍していなかったのが大きい。ヴェールのリリアナをモチーフに適正化したのだろうが、コストの増加や使用カードの強さなどであまり採用されず、次第に抜かれていった。これから待ち受ける下環境ではヴェールのリリアナとの対決、5枚目以降になれるか。厳しいだろうな。
6.ニクス咲きの古きもの
こちらは初期3000円超え。使用期間中でも1000円超え、現在でも700円程となかなかな値段。
・あまり使われなかった理由
スタンではオーバーパワーだった。そこに尽きる。下環境では無限マナが出来るなど明らかなコンボパーツとして活躍。やはり神話レアか、と思われる性能だった。
スタンでは無理だ。こいつの7マナがとりあえず重く、これで次に20マナ以上を何に使うのか。スタンでの最重量採用枠はウギンの8マナであり、こいつを経由する理由がなく、無限マナの使い道もなかった。結果として残るのはややスタッツ低めのファッティだった。
7.彩色の宇宙儀
最高値は1500円程。使用期間中は800円、現在も500円となかなか。
・あまり使われなかった理由
厳密には少し使われた。そう。かの極悪デッキティボルトの計略デッキである。ただデッキの中でもウギンなどの当たりを考えればハズレの部類。
重過ぎた。それに尽きる。好きな色が使えると言っても7マナのこのカードをコンセプトにするのは現実的ではない。このカードを使わなければデッキが回らないようなデッキなら色々と見直した方が良いだろう。つまり基本的にはこのカードの使い道自体が破綻しているのだ。それでもコンボパーツとしての使い道があるが、下環境ではこれを出すのであればグリセルブランドなどを出すことに力を入れるべきだろう。
8.不連続性
値段は1000円程。現在は300円。注目カードとして様々な媒体にも取り上げられ、睡蓮の原野とのコンボも話題をさらった。
・あまり使われなかった理由
このカードも重かった。自分のターンなら軽くなるがそのためのカード睡蓮の原野はスタンになく、打ち消し扱いで使うのであればこのカードである必要がなかった。相手のターンで使えば実質ターン獲得だがそれでも使われなかった。結局重かったのだろう。また枠もなかった。アールンドの天啓が出てからは話題にすら出てこなくてなってしまった。
これで以上である。
自分も使いもせずに値下がりしたからと言って買ってしまったカードが多く悲しみを背負った。それらをまとめるとこんな感じだった。皆さんも本当に必要なものだけ購入するようにしていけるように。
エルドレインが1枚もなかったのはさすがとしか言いようがない笑
この記事が皆さんに不快な感情を与えずに、楽しんでいただけたのなら筆者はとても嬉しい。ここまで読んでくれてありがとう。
では